初デート

初デートは銀座たった
私は緊張しっぱなしで、まともに彼の顔が見られなかった


当時銀座のホテルで働いていた彼
その彼オススメのチョコレート屋さんでお茶をした
ケーキとコーヒーを注文してからの間は超気まずかったな
話をしていても、下ばかり見ていた
だって恥ずかしくて彼の顔が見られない
下を向いたり壁を見たり、窓の外を眺めたり・・・


あまりにも壁をジーっとみていたから「そこに何かあるの?」なんて聞かれたりして
「いいえ」といいつつ前を向くも、全然正面の彼を見ていられなかった

ケーキが出てきてからもパニック
オシャレなケーキが出てきて
「どうしよう、絶対うまく食べられない」って焦ってたっけ


お茶を終えて、銀座を歩くことに
外に出たら少し雨が降っていたっけ


雨だしプラプラしてても仕方ないね
ってことで、夕食を食べに行くことにした


電話でインドカレーの話をしたことがあって、
「俺の好きなカレー屋が銀座にあるからそこでカレー食べよう」ってことになった
連れて行ってもらったのはナイルレストラン
お店の雰囲気が良く、内装もインドっぽかった
ガネーシャの置物とかクリシュナの絵とかガンディーの写真とか!
店員もインド人だったし!

そこでは二人同じチキンカレーを頼んだ
美味しかった〜
でも、緊張とお茶をしたばかりだったこともあり残してしまった
今思うともったいないことをしたなぁ・・・と思う


食事後はカラオケをすることになった
カレー屋さんを出て、カラオケに行くことに
そのカラオケも、彼オススメの場所に行った
何から何まで彼オススメの場所に連れてってもらったんだなぁ


外に出るとひどいドシャブリだった
レストランに向かうときはそれぞれ傘をさしていたけど、店を出るときは一つの傘で合い合い傘だった
傘を持つ手を握られ、肩を抱かれ、今にも発狂しそうだった



カラオケ店に着き、部屋に案内された
広い部屋なのにぴったり横にくっついて座った
彼は歌うのが大好き
いっぱいいろんな歌を歌ってくれた
ストロークスとかグリーンデイは感動したな
私も歌うのが大好きだけど、緊張しててあまり歌わなかったね


それから、そのカラオケで初めて彼とキスをした
何回も、何回も
彼は歌の合間にいっぱいキスをしてくれた
懐かしいな


カラオケが終わって、近くの居酒屋チェーン店に入った
テーブル席なのに、隣に座ってきた彼
正直ビックリ
周りの目とか超気になった
かなり恥ずかしかった

「うわー、うぜぇ」とかって店員さんに思われてたんだろうな^^;
私も店にそんな客が来たらそう思うし・・・
二人でビールを2杯ずつ飲んだんだっけかな?
タコワサビを注文したのも何でか覚えてる
私はお腹がいっぱい過ぎて、全然食べられなかったけどw


居酒屋を出ると渋谷へ行った
時間つぶしにマックへ
彼がポテトを頼んで食べていた
終電の時間までの時間つぶし



「0:00になったから、駅に行きますね」
と言った私
「じゃー駅まで送る」
といって一緒にマックを出た
なのに、駅に向かう途中で「今日帰らなきゃダメなの?」と

「今日は帰ります^^」
「もっと遊ぼうよ!」の繰り返し


結局私の負けで終電を逃した
駅近くのダーツバーへ向かった

ダーツ初挑戦
全然ダメで当たらなかったなぁ
それに比べ、彼はすごくダーツが上手かった

ダーツで疲れたので、どこかでゆっくりしようということになった
「個室のある居酒屋に行こう」
と言われ、そこに向かった

ビールと焼き鳥を頼んだ
最初は向かいに座っていたのに、注文が全部来た途端彼は横の椅子に来た
料理を食べ、気の向くがままにキス
その繰り返しだった


夜勤明けだったらしく、彼は睡魔と闘いだした
でも、負けてしまって、私の膝で眠ってたね


なのに突然起きてまたキスをしてきた
酔うとキス魔になるのかな?
それが段々エスカレートしてきて、お店の中なのに胸を触ってきたよね
それだけじゃなくて、シャツを捲られ胸を舐めだした


いつ店員さんが来るかも分からない状況で、本当に恥ずかしかったんだよ!
「ホテル行こう?」と言われた時は死にそうだった


彼のことは本当に大好きだけど、初デートでそれはちょっと・・・
「今日はちょっと・・・また今度」と言うのが精一杯だった


その居酒屋は閉店が4時だった
まだ始発動いてないよ・・・
ということで、再びカラオケで時間を潰すことに


でも、お互い疲れてて全然歌わなかったね
彼は私の膝枕で就寝
私もちゃっかり眠ってしまった

5時過ぎにカラオケ店を出て、駅に向かう
なんだか別れがたかったけど仕方が無い
彼が改札を通るのを見送り、私も自分の路線の改札に向かった


初デート
思い出して書き綴ってみると本当に懐かしい1年とちょっと前のできごと